絵を描く時の気分転換の方法は?とよく聞かれますが、
部屋の中で机に向かう以上、できる事は限られ、
「音楽聴いたり、お茶したり、香を炊いたり」という
在り来たりで、しかも何となくジジムサイ答えしかできずにいます。
しかし、その嗜みが作品にも影響を与えると思えば、
味も香りも、質を疎かにはできません!
銘柄はその時々の気分で楽しんでいますが、
最近お茶はBELLOCQ、香りは東京香堂がお気に入りです。
東京香堂のファーストコレクションはどれを良い香りですが、
梅雨ですっきりしないこの季節は MURMURE DE LA FORET
(「森のささやき」という意味)を炊いています。
贅沢な白檀、そして苔や木々をイメージさせる香りが部屋に広がって、
自ずと背筋も伸び、筆先も滑らかにすべり出す(はず)。
細やかな贅沢ながら、僕にとっては大切な先行投資です。
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