小学生の頃、学校から帰宅すると、川崎敬三が司会の
「アフタヌーンショー」が放送されていて、よく観てました。
(田舎だったから東京より放送時間が若干遅かったようです)
普段は芸能人スキャンダルや、蒸発した夫を妻が探す的な
大人の事情ネタが多い番組でしたが、夏になるとカッパの
ミイラを探したり、霊感の強い芸能人が心霊体験を語る
特集があったりして、宿題そっちのけで観入ったものでした。
その心霊ウィークのゲストとして出演した一人が正司歌江師匠。
話の内容については朧げですが、よく遭遇する不思議な出来事と、
かしまし娘の影の部分を臆さず話されていた記憶があります。
トークの締めに「いま話したような体験は全部この本に書いてます!」
と宣伝されていた著書、それが『歌江の幸せくるくる心霊喫茶』。
題名のインパクトが強かったので幼心に気にはなりましたが、
少ないお小遣いはたいて買うのもな〜と渋って結局読まず仕舞い。
思えば35年ほど前の話です。
ところが、いま発売中のPOPEYEの本屋特集をパラパラめくっていたら
目に飛び込んできた懐かしい表紙。『歌江のくるくる』ではないか!
幼い頃の記憶が蘇り、俄然読みたくなってきました。
今週末あたり神保町へ探しに行ってみようかな。